ルビーとサファイアの買取相場|色石の価値を決める要素とは
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ルビーとサファイアの基礎知識
ルビーとサファイアは、どちらも「コランダム」という同じ鉱物から生まれます。赤色のものをルビー、それ以外をサファイアと呼びます。
ルビーの特徴
「宝石の女王」と呼ばれるルビーは、深い赤色が特徴です。最高品質のものは「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれ、非常に高価で取引されます。
サファイアの特徴
青色が最も有名ですが、ピンク、イエロー、グリーンなど様々な色があります。特にコーンフラワーブルーと呼ばれる青色は高く評価されます。
色石の価値を決める要素
1. 色(カラー)
色石において最も重要な要素です。色の濃さ、鮮やかさ、均一性が評価されます。
2. 透明度(クラリティ)
内包物が少なく、透明度が高いほど価値が上がります。ただし、天然石特有の内包物は「個性」として評価されることもあります。
3. カット
石の美しさを最大限に引き出すカットが施されているかが重要です。
4. 大きさ(カラット)
一般的に大きいほど高価ですが、色石の場合はカラットよりも色の美しさが優先されることが多いです。
5. 産地
ミャンマー産のルビーやカシミール産のサファイアなど、特定の産地のものは高く評価されます。
6. 処理の有無
加熱処理などの有無も価格に影響します。無処理の天然石は希少価値が高く、高価で取引されます。
買取相場の目安
品質や大きさによって幅がありますが、一般的な目安は以下の通りです:
- 高品質ルビー(1カラット):10万円〜100万円以上
- 高品質サファイア(1カラット):5万円〜50万円以上
鑑定書がある場合は、より正確な査定が可能です。
ライター
宝石鑑定士 山田
宝石鑑定士(GIA認定)
20年以上の経験を持つ宝石鑑定士。ダイヤモンド、色石、パールなど幅広い宝石の鑑定・査定に精通しています。